(10年前)明治神宮80周年記念奉納試合「東京六大学選抜×東京ヤクルト」に行ってきた!

スポーツ観戦

明治神宮外苑創建80年記念奉納試合

東京六大学選抜×東京ヤクルト(in神宮球場)
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来る2016年11/5に「明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 六大学野球選抜 vs 東京ヤクルト」が開催される。ちょうど今から10年前、80年記念奉納試合に行ってたので、当時別のサイトで書いていたのを復活掲載!

(ここから本文)
「~試合」の前にいったい何文字があるんだろうか。
「記念試合」というのはよくあるが、「奉納」っていう単語に非常にロマンを感じる。
また、
プロとアマが闘うのも球界史上初めてらしい。

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というわけで、

またまた神宮球場に来てしまったわけである。

東京六大学ってなに?

ってことで説明しよう。

東京六大学はとは東京六大学野球連盟に加盟所属する、早稲田、慶応、明治、法政、立教、東京大の6校のこと。六大学野球は1903年に開始された早稲田と慶応の対抗戦・早慶戦が発祥。1914年に明治、1917年に法政、1921年に立教、1925年、東京帝国大(現在の東大)が参加し、東京六大学野球連盟として正式に発足!

なお、プロ野球が始まったのが1936年と言われているから、日本の野球の原点ともいえる。

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というわけで外野席の後ろには六大学の校旗が勢揃い。一番左が我らが早稲田。

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試合開始前にはグラウンドにも勢揃い。落ち着いて見ると異様な光景だ。

六大学選抜の先発は早稲田の宮本。捕手は慶応の岡崎という夢の早慶バッテリー!昨日の敵は今日の友だ!

そして、ヤクルトの先発は藤井。これまた早稲田のOB!また、バッター1番青木、2番の田中浩も早稲田OBじゃないか!夢の早稲田対決!昨日の友は今日の敵だ!

さて、応援はというと・・・

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1回は明治の応援団が指揮をとる。いきなり1点先制されてしまい、やはりプロとアマの差なのかなどと思いながらウラの攻撃になる。

すると、始めに明治の校歌を斉唱。
「おぉーメイジぃー」と早明戦などでよく聞かされるだけだった校歌を、今度は堂々と歌う俺たち。すると、1番バッター大引(法政)がいきなり先頭打者ホームラン!熱狂の神宮!
早稲田でも点を入れると肩をくんで「紺碧の空」を全員で大合唱するが、いまは明治なので応援歌(「紫紺の歌」)を全員で肩くんで大合唱!俺たちも大合唱!

早稲田の俺たちが明治の応援歌で法政の打者を応援するという何とも不思議な光景!でも、アツイ!!

そして、2回は東大応援部が登場。やはり始めに東大の校歌(正確には第一応援歌。東大には校歌がない)を斉唱。
もちろん全校の歌詞カードもちゃんと配られている。
でも、初めて歌うので控えめ。

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そうこうしていると3回に早稲田応援団が登場!

よ、待ってました!
まずは「早稲田大学校歌」を熱唱!
3番まで通して歌いところだが、1番だけで我慢、我慢。
もちろん、このときは全ての応援歌を知っているので手持ちの傘を振り回しながら絶叫!スパークリングマーチもコンバットマーチも大進撃も熱唱!

「この回に点が入って紺碧を歌いたいなあ」

と一緒にいった連れのシュンがもらす。
が、残念ながら点は入らず。紺碧も歌えず。

4回は立教、5回は法政、6回は慶応と校歌と応援歌をそれぞれ歌いまくる。

5回にピッチャー重信(東大)が登場。
初めての東大選手の登場にちょっと不安。
ちゅうか、「重信」なんて名字は変だけどかなりアツイ。東大なのが残念!
(早稲田だったら英雄扱いだったのに。※創立者が大隈重信)

プロ相手に2安打1点を浴びるがなんとか頑張って1アウトをとって降板。
たったの1/3イニングだったが点をとられてもアウトをとるまで交代しなかったのは本当に熱かった。
1-2でリードを許すが、6回に同点に追いつくと、慶応の第一応援歌「若き血」を全員で熱唱!やっぱり、この応援歌は紺碧と同じくらい有名な歌なので、気合いも入る!

「♪慶応、慶応、陸の王者慶応!!」

これまではいつもは敵なので、「何が陸の王者だコノヤロー」などと北野タケシのように思って聞いていたわけだが、ライバルであればあった分だけ、自分が応援する立場になったときにその思いが強くなるのが改めてわかった!そう思っているのはオレだけでなく、隣にいたヨシムラやシュンも同じことを思っていたようだ。

さて、同点のまま7回に突入。応援はどこがやるのかなと思っていると・・・

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うおおお!ドリフばりに全員集合!

ここからがアツかった。点が入ったときにしか歌えなかった各大学の第一応援歌をエンドレスで歌い続けるという作戦にでた!
紺碧の空も若き血もその他の応援歌も1番づつひたすら歌い続ける!

8回に2-3になり、いよいよ最終回9回表のヤクルトの攻撃。

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で、でたー!「代打、オレ」。

監督兼選手の古田登場!

しかし、六大学選抜は投手・加藤(慶大)、捕手・細山田(早大)のこれまた夢の慶早バッテリーでセカンドゴロに打ち取る。

そして、9回ウラの攻撃もむなしく2-3で東京ヤクルトの勝利に終わった。意外と善戦。

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小粋な早稲田売り子がこの日も登場。

 

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試合後、六大学選抜チームの選手一同が挨拶

 

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応援団も集結。なんだか異様な光景。ていうか黒い!

試合後に、エールの交換。

「フレー、フレー、ヤクルト」
「フレー、フレー、ろくだいがく」

「ろくだいがく」が言いにくいけど、そんなことはご愛敬。
 

今回のように各大学の応援団が合同で応援するというのは初めてとのことだ。
普段は敵同士なのだが、手をとりあって一緒に闘うことがこんなに楽しいものとは知らなかった。

ちなみに、
現在のプロ野球や高校野球などで使われる応援歌やマーチは、この六大学野球の応援が原点となっているそうだ。

11/13発売の週刊新潮のとあるページ

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黄色の丸部分をアップしてみると・・・

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うおおお!発見!

後ろのお兄さんが邪魔だけど。
 



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